突発性難聴には首コリ治療-発症から10ヶ月経ったところから改善した症例

投稿日:2016年5月10日 更新日:

風邪を引いて熱が出た翌日に、突然片方の耳が聞こえづらくなってしまったMさん(40代)。発症後すぐにステロイドによる治療を受けて、一時的に聴力が回復したけれど、再び聞こえづらくなってしまったとのことでした。

症状は改善していないのに治ったと言われても・・・

病院での治療が3ヶ月経過した辺りの時、聞こえ方は変わっていないのに、聴力検査で正常値が出たそうです。データ上では正常なため、担当医師からは「治った」と言われたとのこと。しかし、自覚症状が変わっていないため、本人は納得しませんでした。
他に良い治療法はないか自分で調べていくうちに、鍼灸が効くという情報を見つけて、本に書いてあるツボに自分でお灸をしたりするようになったそうです。

突発性難聴の原因は首のコリ?

発症から10ヶ月経った辺りの時に、当院へネット予約がありました。その予約の備考のところに、「胸鎖乳突筋の硬さが原因だと思っているので、緩めるような治療をしてほしい」と書かれていました。当院では胸鎖乳突筋を含めた側頚部や後頚部、背中を緩めて耳への血流を回復させる治療を行っているのですが、患者さん自身も色々と調べていくうちに同様の結論に至ったようです。

難聴治療は時間との闘い

突発性難聴は、遅くても1週間以内に治療を始めたほうがいいと言われています。1ヶ月経過してしまうと聴力は固定され、それ以降は改善することが難しいとさえ言われています。今回の10ヶ月経過したという場合は、医学的に改善はほぼ無理だということになります。患者さんには、「やってみなければわからない」ということを伝えて、了解をもらってからの治療スタートとなりました。

初診からはっきりした変化が

症状が出ている耳と同じ側に強い肩コリや首コリがあったので、手や足のツボを中心に使いながらコリを緩めていきました。すると、患者さんから、「いつも感じないような耳の詰まり感が出てきました。」とのこと。詰まり感はコリが緩むにつれて強くなり、治療後には少し耳鳴りも出ていたようです。「改善する前兆として詰まり感や耳鳴りが強くなる場合がある」と説明して初診を終えました。

4日後の治療2回目、経過を聞くと、「治療の次の日に詰まり感や耳鳴りは消えて2日間は劇的に聞こえるようになりました。3日目に初めて聞こえなくなった時のような耳の奥が熱くなる感じがあって、また少し聞こえづらくなってきました。」とのことでした。はっきりした変化が見られたので、同様の治療を継続することにしました。

4回の治療を終えて

初診から2週間で4回の治療を行いました。医師に「治った」と言われてから病院への通院もやめてしまっているため、治療の前後で聴力検査の結果を比べることはできませんが、患者さん自身の感覚としては、鍼治療の前と比べたら明らかに聞こえやすくなっているとのことです。

今まで、聞こえる方の耳を相手に向けないと相手の声が聞き取りづらかったらしいのですが、「聞こえづらい耳の側から話しかけられても普通に聞き取れます!」と喜んでくれています。体感的には、聞こえる側に比べて7~8割くらい聞こえるようになったそうです。

どれくらいの人に効くのか

当院では突発性難聴の症例が少ないため、数字として出すのは難しいのですが、突発性難聴の方をたくさん治療されている群馬県の先生がこんな記事を書いてくれています。→ 実際のところ、鍼灸院で突発性難聴と耳鳴りは治るのか?

具体的な数字や鍼治療を行う前後の聴力検査の結果を使って説明してくださっているので、興味のある方は読んでみてください。

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